苗木の仲介・斡旋
私たちは社会貢献の一環として、福祉施設の方々が育てられた苗木の仲介・斡旋を行っています。
障がい者の方が育てて下さった苗木を活用させていただくことで、福祉的就労環境の支援に繋がる取組となります。
育苗団体は、「進和学園いのちの森づくりプロジェクト」の障がい者の森づくり連携「どんぐりブラザーズ」となります。
教育機関の皆さま、または、公共スペースの緑化を担われている団体の方で予算が厳しく、緑化スペースを抱えながらも苗木の調達が困難でお困りの場合は、お問合せフォームより御連絡ください。
また、企業緑化や個人等、対象が私有地の場合は、有償での斡旋となりますことをご了承ください。
粒炭の活用
植樹前の大地の再生手法として粒炭を撒くというものがあります。
粒炭に空いた小さな気泡が土壌動物の棲家となり土壌の回復を活性化させることが出来るのです。
私たちが活用させていただいている炭は神奈川県足柄上郡山北町共和地区にある「炭部会」の方から仕入させていただいています。
共和地区では、林業の衰退と共に人口の流出と高齢化が進み、限界集落と云われています。
間伐材や不用な材の二次活用として、粒炭の商品化を依頼しており、不用木の換金が炭部会活動の活性化となり、環境と人間どちらにも優しい取り組みといえます。
大地が病んでいる、という認識は、殆んどありませんでした。しかし川下さん達の大地再生の取組の話を聞いて、驚きとともに人間の愚かさを知らされました。
その大地再生に、木炭が役立つのだ、ということを聞いて、丹沢山系、西の麓で細々と木炭を焼いている物にとっては、励みと期待に後押しされる思いです。
微生物の力を借りて、仮死状態になっている大地を生き返らせる壮大な事業に木炭が役立っていることに喜びとやき甲斐を感じながら、これからも焼き続けていきたいです。
共和地域振興会 炭やき部会長 富山 基録
ほったらかしにされていた樹木を使って、炭焼きを初めて6年目。その炭が予想外のところで役立つことを知り、大きな希望です。
土地を蘇らせるのに役立つ炭。微生物の住処になって絵樹木を成長させる炭。
・・・・・。期待しています。
炭焼き部会員 I.A
炭は、体を温めるだけでなく、心も温めてくれますね。微生物の住処になる。
なんと、素晴らしい発見でしょうか。
ファンクラブ員 T.Y
稲刈り後のワラの利用
私たちは植樹後の苗木の保護として行っているマルチングに稲刈り後のワラを利用しています。
そうすることで苗木を風や雨から守り、
また、近年の傾向で農家さんにて、不用物として畑にまかれていたワラを商材として換金することが出来ます。
私たちが森づくりに使用させていただいているワラは無農薬・無肥料の自然農法で活動していらっしゃるNPO法人「農に学ぶ環境教育ネットワーク」さんから仕入させていただいています。
これによりワラを有効活用し、自然農法の更なる発展に貢献することが出来るのです。
感想
森林教育事業での福祉施設の活用
育苗講習等の森林教育事業の場所として福祉施設を利用させていただくことがあります。
実際に苗木を育苗している場所で講習を福祉施設で行うことにより、障がい者の方々の可能性をお伝え出来ます。
この写真は、苗木を提供して下さっているどんぐりブラザーズの一員である社会福祉法人湘南の凪さんの生活介護事務所「えいむ」にて、早稲田大学の学生ボランティア団体さんに育苗講習を行っている様子です。
この様に森づくりの方法を福祉施設にて直接学んでもらうことで森林教育と福祉の現状を肌で感じていただいております。
横浜国立大学(成長例)へ< ・ >