with 森林再生指導員 in 湘南国際村めぐりの森
地域のリーダーを育成し、次世代へ森づくりノウハウを継承することを目的とした、
森林再生指導員認定制度による試験&認定式を9月28日(木)に開催しました。
湘南国際村めぐりの森に集まった秋の五期生6名は、
緊張感のある澄んだ朝の空気の中、試験へトライいただきました。
Silvaの実修は、とにかくメニューが豊富で「植樹」・「育樹」・「風の草刈り」・「粗朶づくり」・「海藻拾い」・「大地再生」・「補植」・「育苗」・「種拾いや下処理」・「森の歴史や機能の座学」・「植生調査」・「植物観察」などなど、季節にもよりますが、盛り沢山あります。
座学も野外で実例を観察いただきながら、植物生態学や土壌動物学の基礎知識を学んでいただき、Silvaの調査や解析結果なども共有するため、内容が多岐に渡ります。そして、知識の蓄積だけではなく、体感いただくことで受講生の記憶に刻み、知識を立体に血肉にしていくことを目標としています。
試験後の採点中は、既存の植樹地を治癒するための”大地再生”と”粗朶づくり”を体験。
科学物を一切使わず、自然素材を用いて、対象箇所を手当します。
その際に用いる素材は、東京都水道局の使用済の活性炭や
地元の造園業者の焼却処分予定の刈草の再資源化など、枚挙に暇無く、
環境エネルギーを徹底して行い、年間30~50立米を再資源化しています。
シルワの「木が気になる」ポーズ 千手観音みたいですね。
秋の五期生の試験の結果は、全員合格!!おめでとうございます!!
これにより、2022年令和4年度は、約20名の森林再生指導員が誕生し、累計50名を突破しました。
新たなリーダー達がSilvaでの学びを日々の生活の中で風化させず、地球の生物共同体の生き残りのため、その情熱を燃やし続けてくれることを願います。
潜在自然植生種による土地本来の森の再生プロジェクトは、人類が生態系に「寄生」する「消費者」の立場でありながら、上手く再生できれば、次の氷河期まで半永久的に存続する、世界一の「生産者」と云われる森を再生できると云う、時も超越した壮大なプロジェクトです。
地球は、各分野の博士たちより、18~25億年は、存続すると解析されています。
つまり、今の地球温暖化のダメージを直接的に身に受けるのは、人間を含めた食物網に関わる生物共同体なのです。
地球のためにではなく、自分たちの生き残りのために2030年までの二酸化炭素排出量の削減目標の達成や
太陽エネルギーを変換し、二酸化炭素を吸収固定する森の再生が急務なのです。環境問題が他人事ではなく、自分事であることを緊張感をもって受け止めていただき、新リーダーの皆さんがご一緒にアクションを起こしていただければと願っております。
<湘南国際村めぐりの森のSilvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様>
Silvaは、湘南国際村めぐりの森の植樹事業を担う混植・密植方式植樹推進グループのグループ長です。
また、植樹事業をコンサルティングし、主催する連名主催者です。そんなSilvaを応援くださるスポンサー企業様をご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・
「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり100円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)
公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金事業&SDGs使途先限定助成
令和3年度の緑の募金中央事業(公募事業)については、下記の内容で、全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。令和3年度の実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」の令和3年をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)
シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。
シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同します。
シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。