2025.01.11 知る和塾 Miyawaki Forestで春の植樹祭準備を開始!

 

年始初作業となる1月11日土曜日は、お焼き払いで厄払いをする日でもあります。私たちは、厄払いを自然界へ御礼詣りの作業として、春の植樹祭の準備を開始しました。

 

バブル期に開発された跡地である湘南国際村めぐりの森では、開発後、約30年が経過しました。栄養度の高い表層の土壌が身ぐるみ剥がされ、ダメージを受けたエリアも植物を中心とした自力の回復が観察されます。

こうした植物たちの諦めない生き様に、いつも沢山の学びと感動をいただきます。

 



 

今回のエリアでは、草本から木本類への変化点にノイバラが群生していました。

 

ノイバラに関わる有名な物語では、真っ先にイメージされるのが『眠りの森の美女』でしょうか。物語の中では、救出に向かう王子様の行く手を阻む、障害物として描かれますが、ノイバラが出現する場合、必ずその奥に回復途中の精細な植生エリアが隠されています。

 

シルワの視点から観ると大切なものを環境ごと護ろうとする騎士がノイバラであり、王子様は、人界視点で救世主扱いされた一時的な通りすがりの存在となります。

 

トゲが鋭く、人間からも獣からも厄介者扱いされがちなノイバラが護るものは、『自分たちを含む、そのエリアの沢山の命』であり、『豊かな未来』なのです。

ノイバラの存在意義一つをそうした視点で紐解いても、自然界の多様性と共生システムの高度さに奥深い学びを得ることができます。

 

ノイバラ(学名: Rosa multiflora)は、バラ科の落葉性のつる性低木。和名表記では、野茨。

 

長年の森づくり作業の中で不動のルールだと実感するのは、やはり『必要でない命などない』ことです。

それは、人間も含め地球上の数多の生物に存在理由があることを訴えてくる強いメッセージです。

シルワは、今年も『そこに在るものを活(生)かす』森づくりを推進したいと決意を新たにしました。

 


 

 

いつでも無料で好きな時に聴いちゃおう!

代表理事の熱いメッセージをいつでも生の声で聴ける~

ポッドキャスト!

「Emerald Practices–エメラルド プラクティシズ」

第32回【光合成だけじゃない、真の森の大切さ】

第34回【私たち人間だからできる、森林再生】

 

 

在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12

 After2022.5.28



湘南国際村めぐりの森Silvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様

 Silvaは、湘南国際村めぐりの森の植樹事業を担う混植・密植方式植樹推進グループのグループ長です。

また、植樹事業をコンサルティングし、主催する連名主催者です。そんなSilvaを応援くださるスポンサー企業様をご紹介します。

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三機工業株式会社様 

「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり200円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)

 

公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金事業

 全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)

 

パタゴニア環境助成金プログラム 

私たちが支援するグループは、問題の根本的な原因を見極め、働きかけ、そして長期的な視点で問題解決のアプローチを行なっているグループです。真の問題解決は力強い草の根活動を通じてのみ実現しうると信じており、私たちの助成金は市民のサポートによる強い基盤を創りだしているグループにフォーカスしています。(同社HP掲載より抜粋)