【主 催】
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)
この度、公益財団法人鎮守の森のプロジェクトよりオファーいただきまして、
G20 Global Land Initiative 関連イベント
『宮脇メソッドを学ぼう植樹祭』
〜9000年続く森をめぐりの森でつくろう!〜
を10月13日(日)に湘南国際村めぐりの森で開催させていただきました。
直前までの雨天続きの荒れ模様が嘘のように準備段階より、連日の快晴続きで当日を迎えることができました。むしろ、10月には、暑すぎる陽気に地球温暖化を実感しながらの植樹祭となりました。
G20 Global Land Initiativeの使節団の皆さまは、27ヵ国から55名が来日されました。森づくりのために国境も人種も越えて、日本のメンバーと混ざり合いながら、総勢203名で植生調査により導き出した潜在自然植生34種類を500本 植えていただき、100㎡が再生の一歩を踏み出し、『世界』を身近に感じた一日となりました。
開会式では、湘南国際村めぐりの森が環境省が推進する『30by30』※、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』※の自然共生サイト※の対象地として、9月27日に認定が決定したことを神奈川県政策局の中谷局長よりアナウンスいただきました。
その翌月となる10月にG20 Global Land Initiative(G20の中の地球環境に関するセクション)※関連の植樹祭を湘南国際村めぐりの森で主催し、宮脇メソッド※の発祥地であり、日本のオリジナルブランドである森の再生方法を各国の皆さまと現場で共有でき、国際的にも大きな意味をもつ植樹祭となりました。
私たちが再生する森は、失われた『土地本来の森』です。その土地本来の遺伝子を受け継ぐ、地域らしい個性を担った森を再生することにより、森の本来の機能である、防災・防風・防塵・防水・減温の機能を復活させ、沢山の生物の遺伝子を護ることができます。
そして、いまこの時も進行する地球温暖化をも土地本来の森は、緩和する作用がある上に、半永久的に存続する究極の生物多様性フィールドとなります。そうした森づくりのノウハウを次世代の子供たちへ継承するために、どうすれば良いかを協議するために11日には、国際シンポジウムも開催されました。
今回、シルワは、150万円の資金を投入し、植樹祭をコーディネートさせていただきました。お力添えくださいました三機工業株式会社様、公益社団法人国土緑化推進機構様に御礼申し上げます。また、協力団体・関係者の皆さまとシルワのメンバーにも感謝申し上げます。植樹祭の様子は、以下のブログにて、ご報告とさせていただきます。
生物共同体の存続をかけたミッションをどうぞ、これからも御支援ください。宜しくお願い申し上げます。
非営利型一般社団法人Silva
代表理事 川下 都志子
※30by30・・・2030年までに陸と海の30%以上を「保護地域」と「OECM」により保全する新たな世界目標
※OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)・・・保護地域以外で生物多様性保全に資する地域
※自然共生サイト・・・民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域、湘南国際村めぐりの森が自然共生サイトへ登録。2022年12月にカナダ・モントリオールで開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)にて、採択された2030年までの新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」及び、SDGs目標貢献としても国際的な環境保護エリアとして、世界へ認識される。
※宮脇メソッドとは、その土地本来の潜在自然植生種に基づき混植・密植方式で植樹を行い、森を再生する方法
※G20・・・"Group of Twenty"の略で、G7に参加する7か国、EUおよび新興国12か国の計20の国々と地域から成る国際会議
植樹祭当日は、株式会社サンケイアイの撮影が入りました。
撮影されました動画は、YouTubeにて公開予定のため、ご期待ください。
植樹前
植樹後
午前8:15より、植樹リーダー20名が集合してくれました。
開会式前に1時間、実践で学んでいただき、一般の方の導き手として、
植樹作業の精度も管理・監督いただきます。
【ご来賓の皆さま】
G20 地球環境セクション 事務局長 Dr. Muralee Thummarukudy Director, (UNCCD)
神奈川県政策局長 中谷 知樹様
葉山町政策財政部長 町田 伸様
横浜国立大学名誉教授 藤原一繪博士
協働参加型めぐりの森づくり推進会議 会長 名執 芳博様
開会式がいよいよ、10:15にスタート!
G20 地球環境セクション 事務局長 Dr. Muraleeより、貴重な機会と出逢いへの感謝のお言葉をいただきました。
協働参加型めぐりの森づくり推進会議の名執会長は、世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」への貢献に少しでも本イベントが影響を与えるようにと激励くださいました。
開会宣言は、参加してくれた次世代を担う皆さん!
「これから、宮脇メソッドを学ぼう植樹祭を開催します!9000年つづく森をめぐりの森でつくろう!!」と、
子供たちも国境も人種も越えて、唱和してくれました❣
開会式後は、横浜国立大学名誉教授 藤原一繪博士(理学)からの植樹方法の研修がスタート!
僅かなミスも許されない緊張感をもち、植樹をする必要性があることをしっかりと学ばせていただきました。
【ご来場の皆さま】
神奈川県
葉山町
協働参加型めぐりの森づくり推進会議
一色小学校
一般社団法人 グリーンピース・ジャパン
Greenpeace Japan
Gate Park Nagano 鎮守の杜プロジェクト
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
株式会社サンケイアイ
The Montessori School of Tokyo
非営利型一般社団法人Silva
湘南国際村自治会
社会福祉法人進和学園&研進
遠野未来建築事務所
東急建設株式会社
Nishimachi International School
八十二銀行 安茂里支店
葉山小学校
はやま里づくりクラブ
合計 203名
植樹祭への累計参加者数11,907名!
ご来場いただき、ありがとうございました!!
【皆さまのご参加の動機を一部ご紹介】
- 杜づくりへの共感
- 鎮守の森復活に向けた情報収集や体験のため
- 長野地域鎮守の杜プロジェクトの森林植生報告会にて活動内容を知りました。日本に原生林を取り戻すべく、森を戻したいと強く願っています。
- 学校における森作り体験でお世話になっているため。
- 葉山小学校の職員として関わりたいため
- 子供がこの植樹際に大変興味を示した為。
- 森の再生には強く関心があり、またグリーンピースを応援してくださっている方々も関心を寄せているものですので、当日体験できることを非常に楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
- 個人的に関心があるに加えて、植林活動がもっと知りたいため参加させていただきます。
- 土地本来の植生による森の再生の重要性を子ども達に伝えたい。自然を良く観察し自然の営みに沿って共生する方法を子ども達に学んで欲しい。自分たちが森作りによって自然の大きな助けとなれる事を子ども達にも知って欲しい。
- 未来へ自然を残すため
- 環境教育に興味があるため
- グループメンバーからの紹介
- 森作りの勉強のため。
- 子どもが小学校で、植樹の話を授業で聞いた
- 川下さんに出会い、植樹の素晴らしさを教えてもらいました。そこをきっかけに子どもと続けていきたい思いました!
- 葉山小学校からお知らせをもらい、興味があったため
- 藤原先生ご紹介 第26回植樹祭より
- 貴団体の思想に共感しており、2019年より参加させていただいております。
- 長野における鎮守の杜の再生の為、参考として
自然界には、国境はない! 森づくりで国際交流される皆さんの植樹風景
世界中の皆さんが一丸となって!ワラのバケツリレー
本植樹祭は、意義深いものであり、国際的な催しとなりましたが、本当の主役は、植樹した苗木たちです。これから、植えられた場所を護るため、命をかけた闘いがはじまります。
約36億年という悠久の時を重ねた遺伝子をもつ植物たちは、約500万年の遺伝子である人類とは、異なる圧倒的な強靱さをもち、『環境』を変える力をもっています。
有毒ガスで充満されていた地球を青く美しい星へ誘い、オゾン層の原材料である酸素を供給し、天然のバリアまで創りあげた植物の歴史と底力は、森という集大成になった時、人智を越えた『世界一の生産者』たる力を発揮します。
苗木たちに願いを込めて、土地本来の森の森の再生を託すとき、私たちにできる最良のケアがワラや有機物(植物遺体)によるマルチングです。
皆さまが神奈川県藤野市などの
経済林も支援するSDGs貢献グッズである、
メッセージ記載用の木札や森のたまごを
沢山お買い上げくださいました。
宮脇メソッドを学ぼう植樹祭でのご寄付額は、
63,909円と5セントになりました!!
ありがとうございました!
当日の苗木は、障がい者の福祉連携の森チームである
『どんぐりブラザーズ』が育苗した苗木を
1本@550円で500本購入し、
工賃へ還元させていただきました。
償却処分を回避した刈草や枝・ウッドチップなどの
再資源化は、今回の植樹祭のみで20トンとなりました。
近隣の造園業者や管理組合、製材所の皆さんも
廃棄処分費の負担が軽減され、とても喜んでいます。
森づくりを推進することで
沢山の方が幸福を得る体制になっています。
■主 催■
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)
■共 催■
混植・密植方式植樹推進グループ
■後 援■
環境省関東地方環境事務所
神奈川県
横須賀市
逗子市
葉山町
神奈川県教育委員会
横須賀市教育委員会
逗子市教育委員会
葉山町教育委員会
■協 賛■
■協力団体■
GATE PARK NAGANO 鎮守の杜プロジェクト
株式会社サンケイアイ
Silvaボランティア隊
Silva森林再生指導員
東急建設株式会社
パタゴニア有志一同
ヨコハマモールド株式会社
横浜ゴム株式会社 茨城工場
横浜国立大学
■運営団体■
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)
■問い合わせ先
公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-7-2 虎ノ門 372 ビル 2 階
Tell(代表):03-6432-0085
Fax:03-6432-0086
mail:info@morinoproject.com
非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)
〒220-0004 横浜市西区北幸 1 丁目 1-11 水信ビル 7 階
Tel:045-877-0878
Fax:045-351-1310
mail:info@silva.or.jp
会場に設置していたボードには、
子供たちからの熱いメッセージが沢山書かれていました。
みんな、ありがとう!!
君たちの願いと言葉をしっかりと受け止めて、
私たち大人も自然豊かな未来を引き寄せられるように
必ず!最善を尽くすことを誓います。
シルワ代表理事 川下都志子
在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12
After2022.5.28
シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。
シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同するアライアンスメンバーです。