2024.9.19-20 G20の地球環境セクション植樹地の施工を推進!どんぐりブラザーズとも合流!

 

G20の地球環境セクション関連で、土地本来の潜在自然植生種500本の植樹が予定されているマウンドの施工が始まりました。対象地は、バブル期の開発時に崖下へ残土を投げ入れたことでできた平地であり、山岳の恵みを受けることができない海岸域に近い環境です。

 

そのため、今回は、しっかりとした土壌づくりを行うマウンド施工が必要となりました。使用する土壌には三浦半島の残土を採用し、地産地消を図ることで輸送コストを最小限に抑えています。また、近隣の造園業者や管理組合から提供された刈草や枝をマウンドに取り込むことで、苗木の根の成長を促す理想的な条件を整えました。

事前に植生調査を行い、植生シナリオを描きながら打ち合わせを重ねてきましたが、実際に施工を始めると、さまざまな問題が発生します。しかし、これも森づくりの醍醐味。チーム一丸となり、解決策を模索する過程が大きな達成感に繋がります。

 

さらに、本日は施工だけでなく、亡き宮脇昭先生のための『追悼植樹式』エリアのメンテナンス準備を進めていたところ、前職の仲間である「どんぐりブラザーズ」と合流することができました。

 

「どんぐりブラザーズ」は、前職時に私が命名した福祉施設の利用者で構成された森づくりチームです。彼らは、苗木の育苗や育樹、植樹祭での支援など、健常者にも負けないスキルを持ち、多くの場面で大活躍しています。湘南国際村めぐりの森のメンテナンス作業は、主に三浦半島近隣の福祉施設「湘南の凪えるしい」や「えいむ」の方々が中心となり、毎週金曜日の午前中に行っています。

 

なかなか一緒に作業できる機会はありませんが、今回は頑張ったご褒美のように、ありがたい人手を得ることができました。1人なら2時間程度かかる作業も、みんなで行えばわずか30分で完了し、最後はみんなで記念写真を撮影しました。引率してくださった研進さんにも感謝です!