森づくりの再生過程を横浜国立大学 土壌生物研究室と研究連携

 

日常、目にすることも少ない母なる大地に棲む無口な住民たち、そこにSilvaは着目し、顧問である青木淳一農学博士の御指導の下、土壌動物の出現種の判定で導く「自然の豊かさ指数」を疲弊した土壌の回復過程に調査してきました。

 

そうした中、現場経験を積み重ねたSilvaの森林再生指導員であり、現役の横浜国立大学生である小山雅弘さんが

卒業論文で「めぐりの森の土壌生物」を題材に

Silvaの「そこにあるものの命を活(生)かす」土壌回復の過程を研究分析してくれることになりました。

                               写真:右から 小山雅弘 森林再生指導員、中森泰三 准教授

 

 

所属する土壌生物研究室の学術博士 中森泰三 准教授も研究室として、全面の協力をくださることとなり、

 

これまで雑木林や荒廃地など、あらゆる植樹対象地の土壌そのものを手当し快復させてきた地道な活動が、改めて、理論立てて解説されることとなりました。

 

 

横浜国立大学は約40年前に宮脇昭 名誉顧問により、人の手で人為的に環境保全林が再生されたグリーンベルトに囲われた場所です。

 

こうした森の再生現場でも地上で目にし易い植物が注目を集めがちですが、

Silvaでは、大地があってこその森づくりであると捉えており、土壌生物の棲家を整え、土の中の多様性を増すことも重要視しています。

 

 

念願の横浜国立大学研究室との連携は、大地に棲む無口な住民を想う心が繋いだ架け橋でした。

 

 

中森泰三 准教授からの嬉しい言祝ぎ

「Silvaの森の土壌動物にスポットライトを」

 

小山雅弘 森林再生指導員の決意

「土壌生物の可能性を高めたい!」

 

御二方には、この場をお借りして感謝申し上げます。

今後の研究の成果に乞うご期待ください。

※中森泰三 学術博士 著書

土壌生態学

中森泰三 (担当: 分担執筆 , 担当範囲: 土壌微生物と土壌動物の相互作用 )

 

朝倉書店 2018年08月 ISBN: 978-4-254-43572-6