土地の再生手法
私たちの植樹活動を支える手法の一つが通気浸透水脈改善です。
この手法は木の植え方ではなく、土壌環境改善の為の手法です。
この手法は自然再生士の矢野様が考案した方法で、その名の通り空気と水の流れを正常化するための手法です。
木の根は常に呼吸をし、水を吸い上げているので空気や水が送られてこなくなると木は枯れてしまいます。
逆に言えば、空気や水のが滞りなく流れていれば木は常に成長を続けることが出来、森林の形成が効率的に進みます。
この手法はその為に「流れ」に重点をおいて土壌を整備していく方法なのです。
水脈改善といっても地下深くまで掘る必要はなく、地表にあるコンクリートを取り除いたり土を掘り返し溝を掘っていくといった方法で行えるため、コストの面でも優れた手法なのです。
通気浸透水脈改善という手法は植樹地の一部分だけを見るのでなく、山や土地全体も見て空気や水の逃げ道を作ります。
よって複眼的な視点でものを見る必要がありますが、独特な視点から森林の問題点を改善できる上に低コストで行えるため非常に効果的な手法といえます。