当法人は、環境省が推進する海と陸の保護エリアを30%ずつに拡大する
「30by30」プロジェクトのアライアンスメンバーに登録されています。
当法人は、環境省が推進する海と陸の保護エリアを30%ずつに拡大する
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皆さまには、森づくりを日頃より応援いただき、関係者一同、心より感謝申し上げます。
今年の春もお陰さまで、定例の植樹祭となる『湘南国際村めぐりの森植樹祭』を開催できる運びとなりました。
開催日は、5月12日日曜日での公募開始となります。人数制限はありません。
2009年より植樹を推進しております『湘南国際村めぐりの森』が環境省の推進する『30by30』※、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』※の自然共生サイト※の対象地として、今年2024年度に神奈川県より環境省へ湘南国際村めぐりの森を申請する予定でおります。
自然共生サイトへ湘南国際村めぐりの森が登録されれば、2022年12月にカナダ・モントリオールで開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)にて、採択されました2030年までの新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」及び、SDGs目標貢献としても国際的な環境保護エリアとして、世界へ認識されることになります。足かけ16年間、数万人の方に御支援いただいて参りました植樹事業が関係者の皆さまへも誇れるニュースとなります。華々しい来春が待ち遠しいものです。
私たちが目標と定め、植生を復元する土地本来の森は、文明の礎であり、いのちと心と遺伝子を護る防災林となります。気候変動による大型災害の到来が懸念される昨今、既に国土では、人間の干渉が一切入っていない手つかずの原生林は、消滅※してしまいました。
それでも諦めずに原生林に近い植物生態系となる土地本来の森を人の手で再生し続けなければなりません。その理由は、地球温暖化対策には、二酸化炭素の排出量の削減だけでは、問題が解決しないからです。根本から地球温暖化を緩和するためには、毎日降り注がれる太陽エネルギーも二酸化炭素と一緒に穏やかに吸収固定した上で、エネルギー変換する植物の存在が地球環境の改善にとっても救世となり得ます。
そうした植物の集大成である本物の『森』は、圧倒的な持続力を誇り、尚且つ、体積が大きな分、炭素固定量も他のフィールドを凌ぎ、環境を安定させる力があります。人知の及ぶ力を超越した土地本来の森を再生しなければならない理由がそこにあります。人間の可能性を広げる最善で最短のプラスの環境貢献活動を継続する必要があります。どうぞ、皆さまの手で失われた土地本来の森を再生するお手伝いをご協力ください。
開催にあたって、御支援くださいましたスポンサー企業様はじめ、関係各所の皆さまに感謝すると共に、スタッフ一同、その御信頼にお応えできるように努めて参ります。宜しくお願い申し上げます。
■協 賛■
~以下4社 非営利型一般社団法人Si lva(シルワ)を通じて~
混植・密植方式植樹推進グループ
グループ長 川下 都志子
※30by30・・・2030年までに陸と海の30%以上を「保護地域」と「OECM」により保全する新たな世界目標
※OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)・・・保護地域以外で生物多様性保全に資する地域
※自然共生サイト・・・民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域
※国内の原生林現存率は、環境省の最新の調査結果『現存植生図』により0%の推測